現存する建物は、凡そ180年前に3代目の建ものとして建てられたものです。

 初代は1830年、2代目は1835年、に焼失しました、当時の屋根は杉板や杉皮でしたが明治時代に屋根を急勾配にし、瓦屋根にして現在に至っています。

   本陣とは江戸時代に大名や旗本が使用した格式の高い宿泊施設の事です。

 内野家では元禄年間(1688~1703)に本陣を命ぜられてから明治時代宿場制度が廃止になるまで約180年間、代々本陣職を継ぎました。


大旅籠柏屋は 

 柏屋は岡部宿の大旅籠です。岡部宿は、東海道五十三宿場の内、江戸日本橋から数えて21番目の宿場町です。

 明治時代になり、参勤交代制度が無くなり、東海道を旅する人が少なくなった為、旅館経営が困難になり廃業しました。

 旅籠をやっていた150年間に2度の火災に会い全焼したので、現在の建物は3代目のもので、江戸時代の終わり、天保7年(1836年)に建てられた

ものです。